出典:SONY
『SONY ソニー ウェアラブルネックスピーカー SRS-WS1』
「有線で置き型」だったスピーカーが「無線で持ち歩けるポータブル型」になり、さらに「身に付けられる」ようにまでなった。きっとこれからまだまだ進化していくのだろうが、今はコレがイチ推し。
- 首掛け型で耳を塞がない
- 部屋を移動しても聴こえる
- 低音に連動する振動
- 若干重い
- 音が漏れる
★総合評価:4.0/5.0
デザイン | |
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機能 | |
価格 | |
夫婦喧嘩を止める救世主⁉︎
(『導入はいいから、製品紹介が見たい』という方はこちら➡製品紹介︎)
キッチン関連のモノばかりご紹介してきたが、今回はキッチン関連ではないものの、キッチンでも大活躍するモノをご紹介。
「ステイホーム」のすすめにより、自宅で夫婦一緒に過ごす時間が増えた家庭も多いのではないだろうか。
聞こえてくるのは、そのマイナス面ばかり…。
もしかすると、我が家と同じ悩みを抱えている家庭もあるかもしれない。
私と夫は、「音量」でもめることが多い。
自分がTVを観ている時に横から来てリモコンをとって音量を下げられたら、ムッとしてしまう人も少なくないだろう。
夫がちょうどいいと感じる音量は、私にとっては小さすぎる。
特に推理ものなどは、「一言一句聴き逃したくないタイプ」なので、巻き戻し可能な場合は聴き取れるまで何度も再生したりする。笑
まあそれは自分一人で観ている時の話で、夫と一緒に観ている時はさすがにそんなことはしないのだが、聴き取れなかった私が『今、何てセリフだった?』と夫に尋ねている間に、次のセリフを二人とも聴き逃すということも多々ある。
できることは、「私がTVに近づく」という原始的な方法しかない。
カーステレオもそう。
大音量とまではいかなくても、ある程度細かい音や声が聴こえるほうが好きだ。
私は聴きながら歌いたい派なのだが、音が小さいと自分の声の方が大きくなって恥ずかしい。というのもある。
が、夫は、『この音量で聴こえてるの⁉︎』というくらい小音量だ。
BGMで流しているとは言っても、話の邪魔になるほどでなければある程度の音量で聴きたい。
こちらは、残念ながらまだ解決法がない。
(カーステによっては、前後左右のスピーカー音量を変えられるものもあるらしいが、我が家の古いカーステでは…)
TVゲームをする時だってそう………
このことで後に購入することになった「モノ」については、また別の機会にご紹介する。
夫の聴力が良くて私の聴力が悪いと言ってしまえばそうなのかもしれないが、どうやら音量問題は、聴力の良し悪しだけが原因ではないようだ。
夫は、他のことをしながらTVをBGM感覚でずっとつけているが、私にはそれができない。
観る時は集中して観る、観ない時は消す。BGMは、音楽だけを流す。
そのあたりの違いも、音量の感じ方に関係しているのかもしれない。
私にとって、「よく聞こえない音」は「雑音」になる。
夫にとっては、「聞こえすぎる音」が「雑音」になるのだろう。
きっとこれは努力でどうにかなるものではなく、お互い相容れがたいことだ。
と、たかが「音量」で語ってしまうほど、私にとっては深刻な悩みのタネだったのだが、そんな時夫がプレゼントしてくれたのが…
今回ご紹介する我らが救世主「ウェアラブルネックスピーカー」だ。
製品紹介
出典:SONY
「ネックスピーカー」が話題となるきっかけになった製品。
2017年秋の発売当初は注文が殺到し品切れになり、しばらく高額転売が続いていた。
夫が入手できたのも、発売後から約1年後に再販されたタイミングでだ。
他のオーディオ機器との違い
「ウェアラブルネックスピーカー」というものが他のオーディオ機器とどう違うのか、その特長を簡単にご説明。
イヤホンやヘッドホン
イヤホンやヘッドホンとの最大の違いは、やはり「耳を塞がないところ」。
音楽だけを集中して聴きたいなら、当然耳を塞ぐタイプの方がいいだろう。
塞がないから、会話ができる。来客のチャイムや電話にも気付ける。
「環境音を遮断しない」ことがこの製品の特長だ。
ポータブルスピーカー
ポータブルスピーカーのような置き型スピーカーは、TVから離れた位置で手元に置いて使う分にはいいかもしれないが、結局音を拡散しているのはTVと変わらない。
「ウェアラブル」は、その名のとおり「身に付けられる」つまり、移動してもスピーカーが常に側にあることが最大の特長だ。
自分の耳元で自分に聴こえる音量があればいいので、周りに音を拡散させることもない。
一人ならば、TVは消音にしておいてウェアラブルスピーカーだけから音を出すこともできる。
ちなみに、密閉型でないゆえ音は漏れるので、音質が落ちても問題なければ置き型スピーカーとして使うことも可能だ。
この製品の良さが存分に発揮される場面
出典:SONY
上の写真のように、製品紹介のHPではソファに座って使用している絵ばかりなのだが、この製品が本当に実力を発揮するのは、TVから離れたところで家事をしている時だと思う。
キッチンで洗い物中に水を流したり調理中に換気扇を回していると、TVの音がよく聴こえない。
特に朝食や夕食の準備をする時間は、ちょうどニュースがやっている時間帯で、内容を聴き逃したくない時に役立つ。
洗濯においても、「洗濯機から出し入れする時」「洗濯物を干す時」「洗濯物をたたむ時」どの作業中でも変わらない音量で聴くことができる。
掃除機をかけながら「部屋を移動しても」聴くことができる。
トイレに行っても音が途切れることはない。
これが結構便利だったりする。
仕様・性能
細かいスペックは割愛する。製品HP参照⬇︎
SRS-WS1 主な仕様 | アクティブスピーカー/ネックスピーカー | ソニー
電波が届く範囲
出典:SONY
直進見通しで30mまで視聴できるらしい。(2台接続だと10m)
残念ながら我が家では検証不可能なのだが、2LDKのアパートで一応どこに居ても聴こえる。
ちなみに家の外に出ると、音声は聴こえるが途切れる。
音質・振動
音質については、一応『耳を包み込むような』と謳っているが、ヘッドホンにはどうしても劣る。
が、TVのスピーカーに比べたらはるかにいい音で聴くことができる。
「低音に連動して振動する」こともそれを助けているようだ。
振動による臨場感は、特に映画やTVゲームで発揮される。
振動は弱・中・強の3段階で調節可。
弱くすると音質も落ちる(と感じる)ので、強がお勧め。
振動ランプがどこに表示されているかわからない、というレビューをみかけたので写真を撮った。
振動ボタンがある右スピーカーの外側から見える。⬇︎
低遅延・他
Bluetooth接続ができないのはマイナス面でもあるのだが、ワイヤレス伝送技術により、Bluetoothで起こりやすい「遅延」がほぼないらしい。
私は、Bluetooth接続機器を遅延の有無がわかるような場面で使用したことがなく、比較はできないのだが。
接続は通信機をつなぐだけで簡単に設定でき、付属品だけですべてそろっているのですぐに使える。
TVの電源を切った後約15分経つと、スピーカーの電源が自動的に切れる機能もあり。
充電は、充電台に置くかケーブルを直接繋いでもできる。
なお、充電中スピーカーは使用できない。
デザイン
出典:SONY
どんな部屋や服装にもなじむシックなライトグレー。
人気ゲームとのコラボモデルも出ている。
洗えるカバーもあるらしいが、充電中にファスナーを開かないといけないのがスマートじゃなく私は使っていない。
お気に入りポイント
電源・振動・音量の➕/➖ボタンが凹凸のある物理ボタンになっていて、装着したまま見えなくても触感でわかる。
電源on ピロリッ⤴︎♪
電源off ピロリー⤵︎♪
充電台に置く ピロー⤴︎♪
充電台からはずす ピロー⤵︎♪
というお知らせ音もひそかに気に入っている。
操作音を消す設定も可。
マイナス面
『重さわずか約335gで負担も少ない』とのことだが、やはり重め。
重いのがネック…「ネックスピーカー」だけに。笑
そのため、肩がこりやすい方は長時間の使用はあまりお勧めできない。
ただ、この製品の音質性能や振動機能を活かすためには、ある程度の重さは必要なのだろう。
最近は軽いものも出ているようなので、何を重視するかで決めるのがいいと思う。
前述したが、密閉型ではないため音漏れはする。
音漏れは当然音量に比例するので、周囲への配慮が必要な場合は注意。
なお、Bluetooth接続はできないので、スマホなどとは有線で繋ぐ必要がある。(専用オーディオケーブルが付属。)
この場合自動電源off機能は働かない。
オススメする人・しない人
オススメする人
・家事や他のことをしながら音声を聴き逃したくない
・TVなどの音声が聴き取りにくい
・低音や振動が好き
・イヤホンやヘッドホンでは耳が痛くなる
・遅延を防ぎたい
オススメしない人
・周りの音をシャットアウトしたい
・音漏れするのは困る
・かなり高いレベルの音質を求める
・肩こりが気になる
・スマホなどともワイヤレスでつなぎたい
言うまでもなく、映画やゲームに「没頭」したいなら、オススメしない。
ヘッドホンを選択するべきだろう。「高音質」にこだわる場合も、同じく。
この製品は、「ながら」に最適。
そこに、「結構音もいい」というおまけがつく。
私のような「音量問題」でお悩みの方には、もちろんオススメ。
ヘアーが乱れるのがイヤだからヘッドホンはちょっと。という方にもオススメ。笑
『小音量でも大迫力のサウンドに!』はムリ
なお、製品紹介HPの文言を真に受けて、『これで家族が寝静まった後で映画やゲームを思う存分愉しめる!』と、購入に前向き(前のめり?)な方には…残念ながらオススメできない。
自分だけに聴こえる小音量でいいなら問題ないが、音も「愉しみたい」場合は、やはりある程度の音量は必要だ。
そうすると、別室で寝ている家族の部屋まで届く。
我が家でも実証済みだ。笑
出典:SONY
音漏れを度外視すれば、映画やゲームの臨場感もあり、音質も十分いいと思う。
セリフや効果音が際立ち、BGMの奥行きも感じられる。
私のように、低音が好みな方やゲームコントローラーの振動が気に入っている方には特にオススメ。
映画なら「シン・ゴジラ」、ゲームなら「ファイナルファンタジー7リメイク」など。
同じ部屋で二人別々のゲームをする時も♪
我が家では、夫婦二人で別々のゲームをする時にも活躍している。
同じ部屋なので当然お互いのゲーム音も聞こえてくる。
そんな時、片方がこのスピーカーを使えば、解決だ。
耳が塞がれるヘッドホンと違って、お互いの干渉音を完全にシャットアウトすることはできないが、軽減することはできる。
逆にシャットアウトしないからこそ、二人でゲームしながら会話もできる。
そんなゲーム好き夫婦にもオススメ☆
ちなみに、モニターはTVとプロジェクターを使っているが、映画やゲームを愉しむならプロジェクターはほんとにオススメ。
(音だけでなく画面も大きい方が私は好き。笑)
プロジェクターについても、またご紹介したい。
まとめ
冒頭に、『観る時は集中して観る』と言っていた私が「ながら」の良さを語るのも矛盾しているようだが、実際、映画やドラマを「集中して観たい時」も、ニュースなどの情報を「別のことをしながら得たい時」もあると思う。
『このスピーカーは、そのどちらも叶えてくれる。
しかも結構いい音で。』
さて、我が家の音量問題だが…
耳元から聴こえるクリアな音声で、快適に「相棒」を観ている。
私がはっきり音声を聴き取りたいぐらいの音量にすると、当然音は漏れる。
隣にいる夫は、私の首にかかっているスピーカーから漏れ聞こえる音で十分なようだ。笑
ご質問等あれば、私が答えられる範囲でご返答します。
コメントよりお気軽にどうぞ☆
★今回ご紹介したmono★